朝日新聞夕刊にニッポン人脈記が連載されています。テーマはさまざまで、そのテーマでの連載が何回か続きます。関心のあるときだけ拾い読みしています。
1月8日からまた新しいテーマでの連載がはじまりました。今回はきちんと読もうと思っています。題して「魂の中小企業」です。第1回のしめくくりはこう結ばれています。「日本経済を支えている中小企業。その魂の経営者たちをたずねる。」
新聞を読む楽しみは、気に入った記事にめぐりあうこと、とくにそれが連載物であればこたえられない毎日の楽しみになります。私の場合は、日本経済新聞の文化欄、これは不動です。最近ではあわせて同紙に連載されていた小説「望郷の道」(北方謙三)でした。今は北海道新聞の朝刊の小説「親鸞(しんらん)」(五木寛之)です。
1月4日第121回「疑念雲のごとく」(四)ではこういうくだりがありました。将来の師となる法然(浄土宗の開祖)の話を範宴(はんえん 後の親鸞 浄土真宗の開祖)が聞き、その印象などを聞きにいかせた高僧慈円と語り合うところです。法然の法話の印象を範宴は、「なんともいえず清らかで、明るい気持になりました」と答えます。それに対し慈円は、範宴の心は、法然と違い、「心に深いところに抱えている闇の濃さがある」と言い、さらに「そなたの心は、暗く、にごっている」と言います。
親鸞はその心の闇をどう克服していくのでしょうか。五木氏はどのような親鸞像をつくりだしてくれるのでしょうか。乱世の中いよいよ親鸞の求道が本格化していくようです。
じつは北海道から沖縄県まで全国かなりの数の新聞が同小説を掲載しています。あるときそれを知りびっくりしました。何社かが同じ小説を掲載することは過去にもありましたが、今度が最多のようです。おそらく累計の購読者は全国最多部数の読売新聞の購読者を越えるのではないでしょうか。その読者たちのひとりとして毎日私も北海道新聞を開いています。
以上 090108
2009年01月08日
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