朝日新聞の連載記事「働く」の「現場が壊れるB」(3月21日朝刊 竹信三恵子編集委員)に、ある派遣添乗員の事例が紹介されていました。りんゆう観光も含まれる旅行業界での話題だけに注目して読みました。
登場しているEさん(48歳 記事では実名です)は、キャリア24年、スイスのハイキングツアーにも同行ということですから、力のあるベテラン添乗員といえるでしょう。ある添乗員派遣会社に所属してその親会社である大手旅行会社のツアーで働いています。
記事には全体の傾向として、以下のように述べています。
「旅行業界では添乗員の9割は派遣だ。安値競争による経費削減で、旅行各社は本来の仕事ではないサービスを添乗員に押しつけるという。派遣会社にとって旅行会社はお客で親会社。添乗員も要求を引き受けざるをえない。」
「(Eさんは)派遣会社の管理職に『技能も賃金も高い美空ひばりはいらない。これからは代わりがきくモーニング娘だ』と言われ、絶句した。」
数年前に添乗員の日当が下がってきていて、ベテランや力のあるものほどしわよせが大きく出てきている、との話を聞きました。派遣業法による派遣会社の出現がその大きな要因であるとのことでした。その実態の一端を記事で確認することとなりました。
必要な現地ガイドも確保せず、添乗員の仕事にしてしまうケースもあるとか。すべてがそのようなものではないでしょう。しかし出された事例に関しては、問題ありと言わざるをえません。私も他の大手旅行会社のハイキングツアーにスイスで遭遇し驚いた体験があります。ちょうどうまくみつけたらしい現地アルバイトレベルの日本人が、ガイド役を務めているのを目の当たりにしたからでした。
りんゆう観光の主催ツアーは、ウォーキング主体で基本的に自社添乗員。外部にお願いするにしても、同程度以上の人に依頼しています。価格競争だけで勝負していないこともありますし、それだけにお客様の要望も厳しいからです。記事での日当では、難しいツアーの添乗を期待する方にお願いするのに足る金額ではないと思いました。
いろいろあるでしょうし、ひとくくりにできません。が、「良い旅を実感してもらう」ことはどういうことであるべきか、ふりかえった機会でした。
以上 080328
2008年03月28日
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Excerpt: ある時男性の正社員さんが、わたしにパンフレットを渡して「これ、回覧しておいて」と言いました。わたしは、例の隣の正社員さんに「これ、回覧するようにいわれたのですが、どうしたらいいですか?」とききました。...
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